【ベイブレードバースト】 ジェットワイバーン.Ar.Js 1D レビュー

ベイブレード

ジェットワイバーン.Ar.Js 1D

アラウンドはGTシリーズ出身ディスクの中で収録数最多という事実。

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レイヤー:ジェットワイバーン 1D

正統後継機感がハンパじゃないビジュアル。

スパーキングチップ:ワイバーン

飛竜ワイバーンモチーフの右回転スパーキングチップ。

トルネードワイバーンの頃と比べるとシャープさが増してイケメン度がアップしてますね。
チップコアもクリアグリーンでワイバーンが帰って来たなって感じ。

リング:ジェット

刃の形状、枚数からシルエットはまんまトルネードワイバーン。

しかし、今回は右回転相手なら前機同様に相手の攻撃を受け流すフリー回転、左回転相手ならばカウンターを狙うガッチリ固定刃になるラチェットギミック。
さらにはラバー搭載で大胆なパワーアップが図られています。

ラチェット機構だとフリー回転が渋く当たり方によっては不発になることもありますが、それならそれでラバー刃による強烈な一撃をお見舞いするというどっちに転んでも美味しいってやつです。

スタミナロスは避けられないものの、それを補って余りあるユニークさを持ったリング。

僕もそうですがラチェットディスクが好きな人にはかなり刺さるパーツじゃないでしょうか。

ディスク以上に相手と接触する機会が多いのでギミックの発動が実感しやすい。
特にフリー回転時の「ジャラジャラッ」音はマジで攻撃を受け流してるなっていうのが分かる。

リング裏には窪みがあるので2Bシャーシはディフェンスモードのフリー回転となります。

あとは軸がフリー回転するドライバーをカスタマイズに組み込めば、右回転相手ならばすべてがフリー回転するフリー回転の申し子に。
強さはさておき、ギミックが最高に面白いロマンあるベイになりますわ。

シャーシ:1D

ディフェンスタイプのシングルシャーシ。

初登場時は超王初期だったので状況次第ではカスタマイズに組み込む余地はあったけど、現在はダブルシャーシの増加に加え新たなシングルシャーシの4Aの登場したことで存在価値が崖っぷちになってしまった可哀そうなパーツ。

ロックは硬いけど軽さがね…。

ディスク:Ar(アラウンド)


ハッピーアラウンド!
再録だけでも嬉しすぎるのに塗装ディスクという神っぷり。

ディスクの特徴は四方に配置されたメタルボールが地面との摩擦を減らしバトル後半も粘り続けるというもの。

まあ、摩擦が減るかはともかく下向きの丸みを帯びた形状により機体が姿勢を崩しても立て直しやすい。
アタックタイプだとかなり大胆な斜め打ちもできるので、僕もお世話になってるディスクです。

また、この形状のおかげで相手を叩きつけるようなスマッシュ攻撃もできるのでカウンター性能もバッチリ!
特に終盤の相手のベイがぐらついた際にはそのまま決定打になることもある頼もしさも秘めている。

加えて外重心気味のためスタミナもあるので、とにかく汎用性の高いマルチタイプなディスクになってます。

ドライバー:Js(ジャスト)

「尖った細い軸先が素早くスタジアムのセンターを陣取って守り続け、バトル後半は外側のリングがフリー回転することで粘るディフェンス系ドライバー。」

超王シリーズで登場したディフェンスタイプのドライバーは暴れん坊ばかりでしたが、今回のJsは中央で静かに相手を待ち構える王道的なディフェンスタイプの挙動。

序盤は綺麗に回るけどシャープ軸の宿命で後半はグラつきがありますね。

外側のフリー回転のリングパーツは終盤にスタジアムの斜面をツルッと滑るように回転するので、粘りの効果はしっかりあるように感じます。

ただ、圧倒的に致命的なのがドライバーの背の低さ。

このせいでディスクやダブルシャーシの種類によってはJsのリングよりも先にスタジアムに触れるため全くギミックが活かせないことも。
これはカスタマイズに気を使いますよ。

コイツのフリー回転ギミックを活かし、なおかつ実戦に耐えうる性能のパーツをチョイスするとしたらダブルシャーシなら外刃が上向きに反った2S、ディスクなら薄いが重量のあるWhといったところでしょうか。

まとめ

右回転相手には上からの攻撃はジェットリングのフリー回転で受け流し、下からの攻撃はアラウンドでの叩きつけという上下どちらから攻められても隙の無い2段構えのディフェンスで迎え撃つ。

左回転相手なら固定刃となったジェットのラバーとアラウンドでカウンター。
相手の回転方向によって性能が変化するのは非常に面白いです。

しかし、フリー回転ギミックのスタミナロスとArとJsの相性が悪く、粘りがないので終盤はだいぶ厳しい戦いを強いられます。

デフォのカスタマイズは大きな欠点を抱えているものの要所要所では光る活躍する、そんな性能。
決して弱いというわけではなく玄人好みのピーキーピーキーなベイといったところでしょうか。

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